九州大学病院は「福岡県てんかん支援拠点病院」として
県内におけるてんかん診療連携体制の整備を進めてまいります。

お知らせ

てんかん支援拠点病院の理念

てんかんは、「突然けいれんして意識を失う」、「けいれんしなくても意識だけを失う」などの「てんかん発作」を繰り返し起こす病気で、約100人に1人が発症し、患者数は全国で約100万人、本県で約4万人と推計されています。
てんかんは、乳幼児から高齢者までいずれの年齢でも発症し、手術が有効な場合や、認知症との鑑別が必要な場合もあるため、小児科や脳神経内科、脳神経外科、精神科等複数の診療科が、それぞれの専門性に基づき治療を担っています。また、年齢によって必要な支援も異なります。このため、診療科間の連携が重要であり、専門的な治療や支援に関する情報共有や、医療従事者の資質向上、地域差の解消等が課題となっています。こうした状況を踏まえ、国の「てんかん地域診療連携体制整備事業」に基づき、2023年1月23日に九州大学病院が「福岡県てんかん支援拠点病院」として指定されました。
てんかん支援拠点病院を中心として、てんかん患者を適切な診療につなげるための各診療科間・各医療機関間の連携を強化するほか、医療機関等の職員の専門性を高めるための研修や、てんかんへの正しい理解を深めるための情報発信等を実施することにより、県内におけるてんかん診療連携体制の整備を進めてまいります。

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てんかんの診断と治療